お母さんの第一の目的は、
ゴミ箱と化したあたしの部屋を片付ける事。
小さい頃からお母さんは綺麗好きで掃除を怠らず、
ただ体型と食生活だけがだらしなかった。
お風呂掃除をしてたお母さんが、倒れた。
ギックリ腰のようで、そのまま私のベッドに2日間寝てた。
申し訳なくて仕方なくて、
なのにあたしは、
久しぶりに夜に寝るのと、床に寝ざるをえなかったせいで
不眠が酷くて終始イライラしてた。
食事もろくに摂れなかった。
お母さんが食べないのに、あたしだけ食べるなんてみっともない。
怖い。恥ずかしい。
監視されてるようで。過食じゃないかどうか。
お腹がずっと空で、イライラしてた。
結果、
いつの間にかあたしはお母さんに怒鳴り散らして
帰らせた。
痛い腰を引きずらせて。
最低だ。
もう、今度こそ見捨てられただろう。
いや、それ以前に嫌われたろう。
帰り際、ついに言われてしまった。
「もううちにはお金がない。
復帰できないなら、大学やめてもらう。」
名声のため、と思いつつ
本当は自分のために、
摂食障害で縮んだ脳を取り戻して
3年間高校行って、
過食しないように、運動して痩せたい気持ちをおさえて入った
この大学。
誰もが喜んでくれて、誇りに思ってくれて。
何より将来に繋がっていた大学。
急に行けなくなった大学。
きっと戻ると決めている大学。
夢だった場所。
もう、あたしには時間がない。
高校だけじゃなく大学まで、
摂食障害に奪われるの?
それって、将来がないって事だ。
治せないあたしには。
弱ったあたしには。
助けのないあたしには。
自信のない、価値もないあたしには。
そんなの嫌だよ。
そんなの嫌。
だけど、現実。
もう時間はない。余裕もない。
生きて行けない。
お母さんは帰って行った。
ドアの中から、ごめんなさいって何度も謝った。
でも、どうしていいか分からないんだよ。
ごめんなさいって直接言ったって、
行動で見せられないあたしに説得力のかけらも何もない。
そのあとすぐに何をしたかというと、
また、過食。
それしかない。
あたしには、今これしかできない。
泣きたいのに、涙が出なかった。
喉から、嗚咽だけ漏れてくる。
無表情のまま。
キャベツを鍋に詰め込んでコンソメで煮て。
納豆を流し込んで底をつくって、
ミスドとマックとコンビニに走る。
自分で自分を落とす。
深い深い所まで、
誰からも見えなくなるまで。
・・疲れた。
これが夢なら、どんなにいいか。
眠っているもう一人の安らかなあたしがいて。
この痛みに鈍くなった自分は架空。
そしていつか、
この架空の自分も眠りについて、
そのまま目覚めなければ良いのに。
誰も、誰一人傷つけずに。
ゴミ箱と化したあたしの部屋を片付ける事。
小さい頃からお母さんは綺麗好きで掃除を怠らず、
ただ体型と食生活だけがだらしなかった。
お風呂掃除をしてたお母さんが、倒れた。
ギックリ腰のようで、そのまま私のベッドに2日間寝てた。
申し訳なくて仕方なくて、
なのにあたしは、
久しぶりに夜に寝るのと、床に寝ざるをえなかったせいで
不眠が酷くて終始イライラしてた。
食事もろくに摂れなかった。
お母さんが食べないのに、あたしだけ食べるなんてみっともない。
怖い。恥ずかしい。
監視されてるようで。過食じゃないかどうか。
お腹がずっと空で、イライラしてた。
結果、
いつの間にかあたしはお母さんに怒鳴り散らして
帰らせた。
痛い腰を引きずらせて。
最低だ。
もう、今度こそ見捨てられただろう。
いや、それ以前に嫌われたろう。
帰り際、ついに言われてしまった。
「もううちにはお金がない。
復帰できないなら、大学やめてもらう。」
名声のため、と思いつつ
本当は自分のために、
摂食障害で縮んだ脳を取り戻して
3年間高校行って、
過食しないように、運動して痩せたい気持ちをおさえて入った
この大学。
誰もが喜んでくれて、誇りに思ってくれて。
何より将来に繋がっていた大学。
急に行けなくなった大学。
きっと戻ると決めている大学。
夢だった場所。
もう、あたしには時間がない。
高校だけじゃなく大学まで、
摂食障害に奪われるの?
それって、将来がないって事だ。
治せないあたしには。
弱ったあたしには。
助けのないあたしには。
自信のない、価値もないあたしには。
そんなの嫌だよ。
そんなの嫌。
だけど、現実。
もう時間はない。余裕もない。
生きて行けない。
お母さんは帰って行った。
ドアの中から、ごめんなさいって何度も謝った。
でも、どうしていいか分からないんだよ。
ごめんなさいって直接言ったって、
行動で見せられないあたしに説得力のかけらも何もない。
そのあとすぐに何をしたかというと、
また、過食。
それしかない。
あたしには、今これしかできない。
泣きたいのに、涙が出なかった。
喉から、嗚咽だけ漏れてくる。
無表情のまま。
キャベツを鍋に詰め込んでコンソメで煮て。
納豆を流し込んで底をつくって、
ミスドとマックとコンビニに走る。
自分で自分を落とす。
深い深い所まで、
誰からも見えなくなるまで。
・・疲れた。
これが夢なら、どんなにいいか。
眠っているもう一人の安らかなあたしがいて。
この痛みに鈍くなった自分は架空。
そしていつか、
この架空の自分も眠りについて、
そのまま目覚めなければ良いのに。
誰も、誰一人傷つけずに。
コメント