allegro agitato

2007年4月2日 日常
98が急に繋がった。今だけかも。
お父さんがとうとう単身赴任で引っ越した。
たぶん逃げるんだ。
祖父母とのわだかまりは膨れ上がる。
今まで目をそむけてただけかもしれない。
結局、なにもしてくれなかった。
あたし達家族のために犠牲になるなんて考えられない人だ。
逃げた。
このままじゃ一生そう思うだろう。
ついに狂ったあたしに気持ち悪いほど優しいのも
腫れ物に触ると面倒だからだ。

そういえば、この前ピアノの調律師さんに来てもらった。
いつものYAMAHAじゃなくて、個人の人。
あたしは姿を見せられないので、2階から物音に耳をすませてた。
「娘さんは耳がいいんですねー、これじゃ気持ち悪くもなるでしょう」
あとでお母さんに聞いた話だと
「置いてある場所のせいで湿気が・・」(祖父母のダイニングにある)
「動かしてあげたいですね」(動かしたいけど祖父母g(ry)
アップライトながら今は生産されてない職人さんのらしい。
確かにグランド並の値段だったみたい。
ものすごく良い木で貴重だって、何度も言ってたって。
木が湿気で駄目になる寸前で、
弦部分をぜんぶはずして修理に持っていってもらった。
当初の見積もりより・・デジピが一台買える値段かかってしまった・・
でも確かに良いピアノだとは知ってたから、
グランドピアノをおばあちゃんに邪魔だと反対されて買った物だから
殺してしまうのは考えられない。

本当にピアノを愛してる人で、
この家ではぞんざいに扱われてるその子を
何度も何度も磨いてくれたそうだ。

あたしも大好きだよ。
飛んでいって弾きたかった。
娘さんがいるなら弾いてみて感想聞かせてほしいと
何度も言われたみたい。
生きがいなんだろうな。
ピアノを元気にして、その音で人を笑顔にするのが。
すごくかっこいいと思った。
・・顔も見ていないけど。

で、その元気になったピアノ
全くまだ自由に弾けない。
可哀想。ピアノがかわいそう。
弾いていいよって言われたって
あたしの家だよ?許可が必要なの?
弾き始めたら部屋中のドアを閉めてTVをつける。
そんなんで楽しいわけ、気持ち良いわけない。

皮肉にも、まず一曲めに絶対弾く「悲愴」が
おばあちゃんの部屋の電話のコール音。
きっとピアノで聴いても同じ曲だって気付かないと思う。
音楽
人によってそりゃ違うけど、
そんなに距離のあるものなのかな。
私は 思えば生まれて初めて「やりたい!」と言ったのはピアノ。
3歳のとき。弾きたくてしょうがなかった。
知らぬ間に周りが騒いでた。
なぜか専門のコースを受けろと言われて厳しい世界に入った。
訳が解らなくなった。教室の友達はTVにも出ていた、
拒食になれば指の力も無くなり、物理的に弾けなくなった。
それでも呆れられるだけだった。

お母さんは声楽にも行けた程だけど貧乏だった。
合唱を細々と続けてる。本当に好きなんだと思う。
お父さんは所謂クラシックオタクだけど、それだけ。
評価するだけ。私が39℃の熱でもコンクールに出した。
共通してるのに、微妙にすれ違う、
しーんとした家。

犬のワンワン煩いのがなかったら、
本当につまらない空間w
負けるな。
帰ってくる家がなきゃ出て行けないよ。
ちゃんと「住んで」た頃にちょっとでも
近づける。
戦う。

・・・戦うってすでに「おばあちゃん」じゃないw
孫と思われたこともないだろうから。
両親共働きで行けないときの保育園の送り迎えも
お母さんはお金払って行ってもらってたって。笑えるww
痴呆の出始めたおじいちゃんダシにしないで
人のせいにしないで 自分を主語にしてみてよ。
それともあたしが欲深いの?

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