hypocrite

2008年4月24日 Voice
気持ち悪い。
肉が気持ち悪い。

不自然な浮腫み
「普通に」暮らしている人、
摂食障害を挟んでいない人
外を出歩く人の中の肥満体型とは明らかに違う

不自然な脂肪の付き方


変。
今の私、変。
これは人様に見せられない
誰にも見せていないけれど
外に出られない、晒せない

「自分より太った人はいる」
なんていうのは慰めにもならない
それでも美しい人は沢山いるのだから
こんなに「変」なかたちはしていないのだから
人間のかたちをしているのだから

こんな風にに芯まで醜くはないのだから

日常生活を営んでいるのだから



昔のアルバムを出してきて
腹が立って一枚一枚写真をデジカメで撮る。
それを見て
優越感に浸ったような自分の顔や体を見て
惨めになって それでも見続けて
腹から涙がこみ上げてくる

羨ましい

あの頃の自分が羨ましい

恨めしい

憎たらしい



そして
成人式にすら出られなかったそれからの自分を恨む

どうして?
どうしてもう少し待てなかったの
もう少し我慢していれば
普通に、人並みに
大学生を
20代を少しでも普通に過ごせただろうに

どうしてあのタイミングだったの
よりにもよって どうして


…今考えたって、後悔したって
何にも成らないのに

短すぎた
余りに寿命が短すぎた

自業自得
全ての仕返しをされたのが今
したのは自分
されたのも自分


旅に出る前
出た後の船の中でも暫くは

「化粧もお洒落もしていないのに
 体型も完璧でないのに
 自信に溢れていて人から愛されている人」

が大っ嫌いだった

そういう人が多すぎて
ボランティアだの旅だのをするのはそういう人が多いとは解っていても
私にはそんな力無くて
認める勇気が無くて
私の居場所は此処でもなかった と思って

「ギャップ」
「そんな外見なのに意外だね」
と言われる事にしか価値を見出せなくて

また羨望の目で見て

それと同時に心のどこかで軽蔑していた


今はそんな自分が醜過ぎて笑える。

私以外は皆
美しかったのだ。
みんなみんな 何かを持っていた

私には何も無かった
醜い脂肪を中にまで溜め込んで
中身が空っぽだった
海に放り投げたら浮いて死ねもしなかっただろう

脂肪と
「空」の部分のせいで

+++++++

今日、
何を思ったのか10分くらいで絵を描いて
スキャナでコピーして絵葉書にして
船での唯一の居場所にいてくれた
船室の子達に便りを書いた。

こんな惨めな状況に今でもいる事は隠して
ページのアドレスと、色んな事を書いて
表の下半分がみるみる一杯になった
裏返して、絵の部分までに字が及んだ


会えないから
当分会えないから

会えないのに、
話したい事は尽きなかった
惨めなのに
本当は皆の近況など知りたくもないのに
この状況など知られたくもないのに


それでもペンが止まらなかった

私は何がしたいんだろう
何処へ向かうのだろう

ただただ重なって行く年齢以外に
得るものなどあるのだろうか


何も無い
閉ざして
蓋を閉じているから
自分の手で拒否のサインを作っているから

何も無い
当分、何も無い

何も見えない
何も作り出せない

この自分からは
何も出て来ない
外側は膨張して
中味がどんどんどんどん痩せ細って行く


誰か
誰かあれを見つけてくれたら
僅かながら救われる

誰でも良い

…どこまで他力本願なの
呆れる
そのまま膨張して
破裂して死ねば良いのに


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