泥の泡

2008年11月15日 Voice
朝7時に家を出て、電車に乗って



…の筈が、起きられなかった。
身体が鉛のように重くて。
頭が割れるように痛くて。
一日中ベッドに潜っていた。

診察の時間が過ぎた頃に
やっとの思いで電話を入れた。


何をしているんだろう
もう、明後日なのに。
今日行けずにどうして飛躍できよう
私には遠い
まだ何も見えない

何も、考えたくない。

今すぐに姿を消したい。
私など居なかった事にして欲しい。
全ての人の記憶から私だけを抜き出して
憎しみを込めて葬り去りたい。


忘れられるのが怖いなら
初めから誰とも会わなければ良かった
孤独がこんなにも怖いなら
初めから独りになる道を選べば良かった

独りで生きて 独りで死ねば良かった


私が愛に囲まれて生まれて来たなんて
やっぱり信じられない
こんなにも必要の無い人間が
一番近い場所でのうのうと生きているなんて
信じたくない

この私が私だなんて思った事は
一度たりとも無い


こんな気持ちで会いたくなんてない
こんな気持ちで笑顔だけを貼り付けて行くなんて
してはいけない

そんな事、許されてはいけない


泣きたいのに 涙が出ない。
もうどの位泣いていないだろう

全てが私の中に籠って出て来ようとしない
膨張するばかりで
気持ち悪い
気持ち悪い
こんな物体に触れたくもない

自分で抱き締められないものを
誰が抱き締めるというのだろう

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