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2008年11月26日 読書
穴を埋めてみる。


おばあちゃん家から漫画をゴッソリ持って帰った。
(うちのは祖母でこっちはおばあちゃん)
戦後まもなくに建てられた家屋の、
天井の低い2階の書庫は宝の山。

伯父の青年漫画、伯母の少女漫画が山積み。
手塚治虫や鳥山明の初版とか、エースをねらえとか
歴代のモーニングとか歴史物、とにかく何でもある。


高校の頃は回し読みで借りてた「NANA」、
東京に出てからは近所のブックオフで読んでて
それも出来なくなってからはご無沙汰だった。

去年行った時にあるのを見つけて持って来た。
てっきり従姉妹の物かと思っていたら
…なんとおっちゃん(5X歳)が買っていたww
幅広いなあ。笑)ほんっと若いんだよね気持ちが。
L’Arcのkenを太らせ且つ皇〇子さまに近付けた感じの伯父。

しかも今回家に置き忘れて来たら
早速抜けた巻を買って来てしまっていた。
待って!早いw被った巻どうしよう。


で、被ったのも含めて全巻正式に借りて来たのだけど
少女漫画なんて元々読まないのでなんか戸惑う。
高校の時はまあ話題合わせというか。
…それからも、映画観に行ったりしたけど。
……ご近所物語は全部あるけど。
意外と…読んでたかもね。

矢沢あいと安野モヨコは何となく読む。

でも久々で。
改めて読み直してみる。


恋愛部分は正直どうでも良い。
色恋物語と夢物語にはひとつも共感しない。
最初はやたらヤるだけの漫画だと思ってたし。
「ハチを自分の庭で放し飼いにするため」
とか言ってた頃のナナが良かった。

でも、冷静に見ると他の部分で
人間ってこんなものだろうな、と思わされる。
ひとつひとつの心情に立ち止まって
これが誰々ならこうなるかな、だとか
此処にモノローグがあったらどうなるだろう、とか

とにかく色々考えてしまう。
先に進まない。

良くもまあ、こんな大勢の人物を
それぞれの進行方向に動かせるものだと思う。
全く理解できない人もいれば
同時に色んな人物に共感したり。


私は、中身が美雨ながらも
表面をハチにこしらえて
ひたすらナナを気取りたい
そんな人間だと思う。

まあ、少女漫画に当てはまる人なんていないか。

美雨のように、気が付く事を隠さない人間になりたい。
私は無邪気でありたいが為に見えないフリをして
わざと気の利く部分を隠してただの無神経な人間になる。
後悔してやっぱり解って貰いたくなって
初期の頃のナナの病的な独占欲が解り過ぎる。
おかげで友達と呼ぶ度胸も呼ばれる自信もあった試しが無い。

まあ…どうでも良いかw

高校の時はこれでも色恋沙汰部分にキャッキャしてたんだから。
読み手が此処まで変わるのに
良くもまあ、ずっと同じ世界を進められるもんだと
やっぱり漫画家さん凄いになってしまう。


私の好きなコマは10巻の
「とびきりかわいい あんただよ」
そのモノローグとハチの凛々しい表情の対比が好き。
…ベタだなw

何故か、どんな悲しい場面でも泣かないのに
そこでだけ泣いてしまいます。
一番友情が伺えるシーンだと思うから。


いいんだ、今は亡きスイーツ(笑)で。
出来ればそんな女の子に戻りたい。本気で。

そういえばアニメ第2期まだなんだろうか。
1期、結構悪くない出来だった気がする。
何気に録画してあるw
近いうちにまた観てみようっと。


ていうかおっちゃんはどんな心情で
この群像劇を読んでいるのだろう。


+++++++
昔、何でもNANA風に語ってみるのがブームでした。
森のくまさんの歌詞を
「ねえ くまさん  あの時くまさんは言ったよね」
みたいにする、みたいな。

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