泥遊び

2009年2月14日 Voice
母がハッシュドビーフを作っていて
私が行った時には既にご飯を盛り付け始めていて
「このくらい食べれる?」と訊かれた私は
 「普通の量が判らない」。

あの頃のように、
こんな戸惑いを前面に押し出す事など
最近は無かったのに
ついその言葉が出た。


少な過ぎれば、心配をかける。
多過ぎれば、頭がおかしくなる。
"普通"が判らない。

母の手前、多分"普通"と言われる量に落ち付いた。


全く無い食欲を作って口に運ぶ。
やっぱり、お母さんの味には敵わない。
でも食事が進むといつもの光景が。

「あんた、今日何も食べてないの?」
「駄目でしょそんなんじゃ」
「また痩せちゃうわよ」


それは
私にではなく弟にかけられる言葉。
相変わらず食の細い、というよりも
食に興味の無い弟。


何なんだろう、この感情は。


羨望?嫉妬? …わからない。

もっと少なくすれば良かった?
私は食べてはいけなかった?
栄養足りてる癖に食べるなんて卑しい?
盛って貰っておいて口を付けなければ?
そこまでしてもあんなに心配なんてされない?
弟みたいに、
母にそっけない態度を取った方が良いの?
痩せないと心配される資格なんて無い?
私は拒食まで行かないと見て貰えない?

私、何をして欲しいの?


わからない。

10年振りとも思えるこの感情が
気持ち悪くて気持ち悪くて
ますます自分が要らないものだと思った。


わからないのに何故か泣きそうになって
涙が出そうだなんて数ヵ月振りで
もう訳が解らなくなって、
呑み込むたびに吐き気がした。

何もわからない。


だから早くまた母と離れて暮らそう。
弟が大学へ行って私が母と二人暮らしになっても
何も良い事は無い。

しっかりしろ。


+++++++

なんと、チョコのストックが見つかって(!)
オペラ作りを再開し
紆余曲折ありながらも、いつの間にやら完成間近。

また眠れない…。
でも楽しい…。

今日、病院………

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