上っ面の本音

2009年11月1日 Voice
上っ面の本音
うちの母は、歳を取っても焦らない。
つまり、化粧品(基礎からメイクまで)に何も拘らない。

DSで安かったから買って
「あら、これ良かったわ」
かと言って、使い続ける訳じゃない。


なのに 肌が若い。体型的なハリもあれど…。


メイクをし始める頃、友達が
「お母さんのマニキュア借りちゃった〜」
「マスカラパクったー、やっぱ高いやつヤバいね」

縁が無かった。

私のような家庭はいくらでもあるとは勿論思うけど…
羨ましかった。


バイト禁止だったし、お小遣いの一部をメイクに注ぎ込んだ。
母には「理解できない」と言って叱られた。
そりゃ、その通り。

大学生になってバイト三昧できたら。
社会人になって自分のお金、美容に注ぎ込めたら。

当然叶うと思った、夢とも言えない現実的な話も
叶わなかった。
たちまち動き出せない状態・体型に戻った。いとも簡単に。

そんな中でも、精一杯の見栄は張らないと壊れてしまう。
そんな場合じゃないのに…

でも

確実に歳は取るの。
本当は、仮に幾らお金があったとしても
中身優先に使いたい。
全てのスキルアップ、一人旅、価値ある人付き合い。

だけどそうは行かない。
見捨てられるのが怖い。
門前払いが想像できる。

ただでさえ
正気でいるのが精一杯、規則正しく…食生活正しく…
それすら奇跡な現状。

美容どころじゃない。


私は醜い。
申し訳ない程醜い。

同年代の友達と呼べる人も手放して 基準すら分からない。
これでも必死で。情けない。


見栄を張ってしまう場所は
実は今の私には、ストレスと同時にせめてもの安定剤。

そんな「普通の」魔法が解けた瞬間、忘れてしまっても良い。


人様に迷惑だけは…掛けられない。

ギリギリの所で辛うじて"年相応"でいるつもりではあるけれど
自信がないの。
過食、壊れた精神、体型以前に…自分の年齢すら判らなくなる。

卑屈になってしまってまた自己嫌悪。
間髪入れずまた卑屈。


今、そんな美容系のものより服より 本当に欲しいのは

「大丈夫だよ」。

それが一番無理な高望み。


+++++++

結局、ほぼDSやプラザで試して買う高校時代のまま。
デパートでBAさんにこの顔晒すとか…考えられない。

値段にも限度がある。


…今…使い残しを駆使してメイクする毎日。
引かれる事でしょう。恥ずかしい事でしょう。

でもね、奇しくも…
その必死さで 使い方、やり方が上手くなる 気がする。

もう
当分買わないの(どうしても仕方ない基礎とベース系以外は)。
肌を殺さないようにだけ気を付けて。
新製品情報じゃなく、テクニックばかり勉強してる。
…たまーーにサンプルとか…w


あとはもう、精神的に綺麗綺麗に掃除しなきゃ
外だけ綺麗になんてなるはず無いじゃない。


誰にも言えない、ネタでもない自虐でした。

切実に…皆さん、どうしてるんですか…?
幾らこんな状況であっても、こんなに女捨ててるの、
私くらい…?
(「あたしだけ?」って言い方大っ嫌いなんだけど。思う時は思ってしまう…)


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