抑えていたもの

2010年3月16日 Voice
おかしい。
辛うじて規則正しい生活は守っているのに
だるくてだるくて眠ると起きられない。

外に出たら、眩暈と動悸で倒れそうだった。
強すぎる向かい風に飛ばされそうになったり
(こんなに重いからまず無いわ)
追い風が、涙が出るほど嬉しくて、
ほとんどその強風にのって帰宅したり。


それにしても…
GAGAの映像を楽しく観るのはいいけど
ライヴの服を選ぶたびに落ちる。


周りを見渡してみたら、
春休みなのもあって沢山若い子を見られるんだけど

それぞれなのね。

体型がどうあれ足を出してブーツを履いたり
それでも可愛いの。

ただ、私のように病的な肥満はそうそういない。
微笑ましくは思っても
自分に当てはまるとはとても思わない。



主役はもう決めたから、
あとはボトムス。

当初はそりゃ、足を出したかったけれど
(ガガ見てたら半端な丈のスカートとか穿けない…
 もちろんガガ状態レオタード状態なんて事しないけど)
もう無理だ、公害だと思い知った。
靴と主役はゆずれないけど
あとはもう「人様の迷惑にならない」事を優先とする。

派手にはする。
駅、着くまでの電車、
浮くのは地元から遠方へ行くので慣れてる。

メイクを誰か判らなくすれば何も怖くない。
仮面をかぶれば「何か?」な勘違い人間になれる。顔だけ。



ここにきて、独りっていうのが心細くなってきたけれど…
いつも行くのと違って未知の世界だから。
友達とコスプレまがいな格好して楽しげにしている子たちを見て
やっぱり「いいな」と思ってしまうのは分かってるから。

仕方ない。

どうしても行きたいから。
その為に期限付きで、水面下ながらも色々やっているんだから。

ライヴ主体で引き籠りをギリギリ脱出していた数年、
それが無くなって大分経つけれど
その感覚は忘れていないし、やっぱり有効だと思うもの。

「ショック療法」が。
(追っかけ対象がまるまる消滅してたから…ソロとか…、
 幸い"浮いた"分は量り知れない)



何年ぶりかに体重計に乗ったよ。
震える手で、封印を解いて 数字の出る機械を持ち上げて。
…勿論想像通りで、やっぱり必要なんて無かったよ。

鍛えられた「目分量」は 全く狂っていなかった。
自分の脂肪の付き方なんて一目で判る。触れば量れる。
望まずに?それとも望んで要らない努力をして?培った、無駄な特技。


もう乗らない。

「あ、今ならこのくらいかも、大丈夫かも」
と思うまでは。
どっちにしろあり得ないんだ。過食症の体型なんだ。


今思う。
いや、何度思ったか。

「摂食障害になんてならず、痩せもせず、
 生まれてからずっとこの体型で、肥満のままで
 それでも人に愛され受け入れられる多くの人のように
 外見にかかわらず自信を持てるきっと沢山いる女性のように
 そんな風に生きられていたらどんなに幸せだったか」


でももう戻れないんだ。
あの体型を取り戻さなければ自分を愛せない。
愛したくもない筈なのに。

もう遅い。
もう遅いの。


病気関連の本では 「克服した」という人が
細いとは言えない体型で幸せそうに笑っていたりする。
でも現実はどう? 
―私の思いこみ?

やっぱり痩せないと、少なくとも標準にはなっていないと
「過食症、良くなったね、頑張ったね、良かったね」
そんな風に思ってなど貰えないんじゃないだろうか。

思いこみだろうが何だろうが
自分で自分にそう植えつけている。


今だって
「これでも食事さえ正常になればいいんじゃない?許されるんじゃない?」
と思う時が無い訳じゃない。
現にちゃんと食事を摂れてる。
吐かずにいられてる。
もう許されるんじゃない?そこまで公害じゃないんじゃない?


やっぱりそれは束の間の妄想だと、一瞬で我に帰る。
私と会って、気分を害する人がどれだけいるか。
ましてや「美しい」と思う人なんているのか。

いないでしょう。
不快感しか与えないでしょう。
体験談で、どんな体型であろうと
「治りました!」と曇りなく笑える人のような美しさは無いでしょう?

完治なんてないのに、という疑いは消える訳もないし
こんなに罪悪感があるのだから。
今の私という存在に、外見に。


もう戻れない。


+++++++

鳥居ちゃんのベリーショート(今やってるぷっすまはバージョンアップ前)、
びっくりした可愛いvv
こっちもまた生で見たい…。

あとフィギュアを見てみたい。こっちはただの夢・マイブーム。

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