ひたすら荷造り。
モノ、多すぎるのよ…。
独りとはいえ一軒家の半分はフルに使ってるし。
でも、一晩で半分以上は終わった気がする。
まだ日にちあるんだけど…
箱詰め＝パズル感覚で楽しくなってきて
ハイになると一気にやり過ぎる。
逆に不安になって
テープを剥がしてもう一回詰めたりする。
大抵元に戻らない。
前の独り暮らしの物を
実家ではずっとガレージに眠らせていて
そのまま持って来た形なので、
実は今ごろ数年ぶりに見るものが沢山ある。
母からの手紙よりも
手が止まったのは
実家の祖母からの手紙だった。
19歳の誕生日や、成人祝の手紙。
しっかりとした達筆で、
普段からは想像もできなかったような
優しい言葉がいくつも書いてあって。
最後には必ず
『待って居るよ』とあった。
当時は
「手紙と字、上手だなぁ」
としか思わなかったかもしれない。
泣いたかもしれないけれど。
どちらも全くおめでたくなかったので憶えていない。
今見ると泣けて泣けて仕方なかった。
あんなにいがみ合っていた祖母も
正直憎くて仕方なかった祖母も
祖父に伴ってすっかり呆けてしまった。
今では実家に帰るたびに
まるで普通に孫に接するみたいに
絵に描いた「おばあちゃん」のように
これでもかと優しい言葉をくれる。
顔を見せるたびに
どんどん人が変わっていく。
初めは戸惑いしかなかったけれど
今は「そういうもの」として
こっちも笑顔を返せるようになった。
完全に「そういうもの」だとは思えない。
最初から優しい人だったとは思えない。
甘えているのだ、と思うようにしかできない。
私の子供時代とこの数年間が
一体何だったのか分からなくなるから。
今以上に空虚なものに変わってしまうから。
時間も 祖母自身も
元からそうだったとしても。
まだ私は思いたいみたいだ。
「手紙と字が本当に上手な祖母だった」って。
もう一度
何かの機会で手紙を貰ったなら
間違いなく泣くと思う。
今までの普通じゃなかった関係を思って。
それと、今の字を見て。
今も字が綺麗なことを
半分祈って半分怖がっている。
もう、全身筋肉痛。
即日で痛くなったのはホッとしたけど（歳的な意味で）。
２階⇔１階の移動がキツいキツい。
何度、運んでいる棚で脛を打ったか。。涙）
コンポを階段から転がしたり
出し忘れたものを箱の奥底から発掘したり
結局服が多くてまた自己嫌悪に陥ったり
黒い布団カバーをコロコロしてもコロコロしても
次々犬の毛だらけになって半狂乱になったり
今から家具の配置に迷ってボーっとしたり
棚を横にすると何が何段入るとかボーっとしたり
何がなんだか分からないけれど
心地よい疲れかもしれない。
ガガが載ってるVOGUEを買いに行きたいけれど
疲れすぎて運転が怖いので諦めて、
HDDの中身を整理しながら
フィギュアスケートをまるまる見たりしたら
半日が過ぎていた。
フィギュア見てもボロボロ泣く。
結局泣きたいだけかもしれない、私。
犬と過ごすのもあと一週間。
相変わらずかわいくない。
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