非日常事態

2015年4月11日 日常
実家に戻りました。



…変な(マイナスの)意味じゃなくて。


男連れで?
…変な意味じゃなくて。たぶん。



前日に迫った深夜に電話で諍いごと(私の不安から)、
からの連日止まらない過食
顔が腫れていると指摘(かわいいというナゾの言葉で)され
また、こんな女でいいのかと不安になり

ただもう心身しんどくて、
浮腫んだ体じゅうの皮膚という皮膚が痛くて痛くて
遅刻してもこんな見た目でも責めることのない奇特な人と
でも全ては理解できず、まだまだ良い意味で信じられない人と
少しだけ多めにはしゃぎながら新幹線に乗る。

ちょっと観光するも雨だし寒いし。
何見たって東京の縮小版にしか見えないだろうしさーー
行列して食べた贅沢な名物はうまかったけどさー
腫れた顔とお腹で言えることじゃないけど

普通じゃなさすぎる普通の食事は、っていうか
一緒に食べればおいしいに決まってるよばかー

なけなしの、ちょっとだけ綺麗な服のビジューが
道中でボロボロと取れる。
ああ、惨め。



正月以来の実家は
犬の声がしなくてそれはそれは静かd…
と思ったら
その分母が賑やかすぎた。

私以外の二人は強くもないのに
以前東京で会った父が、
彼にと置いていってくれた良いお酒をガンガン飲んでいた。

私も過食に伴う飲みすぎで絶対ヤバいのだけど…
元気なフリをして健康的に飲んだ。
楽しく酔っ払った。
肝臓ごめん。


楽しいな。
独りで、いたくないな。
もう嫌だな。たくさんだ。
一人暮らしの部屋には、今この時にも
洗い物と洗濯物と、エサの残骸があることを
何とかアタマから追いやる。

バレバレなんだけどさ、全く元気ではない事は。



まあ、よくある初対面の会話をし、
いったん母が出かけた隙にこっそ~り客間を出て
引越しのたびに増える段ボールだらけの私の部屋で、
アルバムや過去の産物をきゃっきゃと見て
サシで話したいからと、私をお風呂に隔離する母に従うと
私がいないうちに
よくある「具体的にいつ頃の予定?」的な感じなのを繰り広げられ
あとは「こんな不安定な娘だけどいいんですか」とかそんなのよね


…なんだけど。


甘えられないという気持ちばかり強くなる。
ううん、強くしないと。
新幹線のりばでも、財布が一緒になるのだからと
諭吉1枚握り締めてる私を制御する。

すぐ一緒に住んだり一緒になったりするワケではないのに。
そういう事が余計不安になる。
不安が伝わるから言い争いになる。
ただ「普通」に結婚を焦るアラサーになったみたいで
私が私に腹を立てる。

ただ限界なんだ
もうしんどいんだ、



だからこそ、私が先に自立しないと
今一緒に住んだらダメになるのかもしれない

でも
もう独りは苦しい
誰かいるだけで、こんなに心穏やかに笑ってご飯を食べられるのに
もう嫌だ
戻りたくない
実家のこの部屋で引きこもっていた時代にも
東京で一人、泣くばかりのあの時代にも

つい最近=ここ数週間のどん底状態にも

もうお別れしたい





…だから、「同居人」が欲しいの?

それはダメだろう。
経済的にはもちろん頼らざるを得なくても
それは、ダメ。

何が限界だよ
どんなにどん底でも、
一応必死こいて外に出て笑ってるじゃん
共通の知人に楽しく冷やかされながら。


働け、自立しろ、頼るな
そういう意味じゃないんだろうな。
自分がもしいなくなったりしたら、その時が心配なんだと
母に言ったらしい。
そりゃね、一生食わせたるーなんて余裕は無いわけだし。


なーんだ、
正気に戻って、目の前のことをまたやればいいんだ。
試験は全力で
ダメでもその後のことを甘えるなんて考えは排除して
…あったよ、あったんだよね…
で、
すぐに引っ越さなくてもとりあえず稼ぎ口を見つける。
それが誠意なんだよね。

当たり前なのに、病的になりすぎて限界を決めてた。

実家に来る計画の間に、仕事無くなって犬が亡くなって
めでたく学校卒業して試験近くて、趣味の本番も近くて
アタマぐっちゃぐちゃの添加物まみれだった。
本当にこの日が来るのか、いつ来るのか、見えなかった。

不安を全部ぶつけた。
会ったこともない犬が死んだ話をしたときに
いつも寝てる時間でも、いつでも電話していいとか言っちゃう人に。
優しさ99%でできた頭痛薬みたいな人に。
効果も優しいから、パッと見頼りないけど。
包容力ってのは違う…ただただ効き目がソフト。

愛犬のことは、実家にいる今もまだ実感できない。
何でこんなに静かなんだろう。



とりあえず「普通」に戻ろう。
自暴自棄はやめよう。
頭をリセットしよう。いろんな酔いを醒まそう。
「病気」の回数を減らそう。
スッと無くなる時期がまた来るさ。

こんな奴だけど、また自分を大切にしてやろう。
さっさと薬の効果を実感しなさい。




そう思ったところで
あの部屋に戻るのはまだ怖いわけだけど
同居してなくても待ってる人がいるわけで

一週間、実家で「リハビリ」をして
帰ったら淡々と片付けて
日常を取り戻そうと思います。

ドア開ける瞬間がこわすぎる



旅館か!っていうちゃんとした朝食を作り、
近所を案内して、昼に彼だけ帰し
母と地元を散策して…ひっさびさに「変装」なしで。
帰宅後、そそくさと一番だらしな~いパジャマをタンスから出し
前髪ちょんまげにして
なんかふわふわとした週末だったと
ぼーっとコタツに入りながら思う夜です。



ここでなら普通に眠れるのに。

いや、
物理的な問題じゃないんだよね。
一人じゃないって思えてなかったせいだね。

ちゃんと向き合おう。
「来るもの拒まず」だけじゃ、こんな田舎にまで連れてこないって。
いくら私でもさ。イヤなもんはイヤじゃん、我侭だから。
全然イヤじゃないんじゃん。

自分と向き合ってやろう。

どうしたいのか、どうなりたいのか。


私の腫れた顔をみて
リンパマッサージしながら
「東京に帰るまでに元に戻してやる」と冗談っぽく言う母。

そうだね。
そうしなきゃね。


私がずっといる人は
きっと母より父より一緒にいる人は
…そういう事なんだから(まだ煮え切らない)

あっちで独りなワケ、ないんだよね



いつまで続くか、このふわふわ期
傍からみりゃ何にもふわふわしてないんだろうけどね…
ホントに来ちゃうとはね…と
まーたあっちのせいにするのはやめないと。
母が楽しそうだったから親孝行だね…とかも違うよ違う。

ああ、可愛くない。ホントに自分、可愛くない。



あ、
私の幼少期だけじゃなくて
両親の結婚式のアルバムまで一緒に見ちゃったことは
母には内緒にしておこうっと。

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